タイトル | 多賀城高校の生徒ができること、受け継ぐこと ~過去から未来へつなぐために~ | |
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調査内容 | 調査理由 | 2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、多賀城市は甚大な被害を受けた。この街の歴史を紐解くと、地震や津波などの自然災害に何度も見舞われてきた。その歴史を知るにつれ、歴史に学び、東日本大震災の経験や教訓を後世に伝え、防災・減災に役立てることが必要であると考えた。 |
調査方法 | 多賀城市の自然災害による被害に関する情報・データを調査した。特に東日本大震災を中心として、地震と津波に着目し、現地調査や行政の書籍・報告書などを調査し、過去に何が起きたかを知る。 | |
調査対象 | ||
調査結果 | ・東日本大震災では、市内の3割近くが浸水した。 ・死者188名、被災家屋約5,000戸。 ・「都市型津波」と呼ばれる津波が想定外の様々な方向から押し寄せてきた。 ・869年の貞観地震では大津波が発生し、多賀城も被災。千人の死者を出した。しかし、津波が届かなかった場所があり、そのことは有名な短歌に詠まれている。 |
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問題点 | ・時間の経過とともに、大地震や津波の記憶や経験を持たない世代が増えている。 ・震災後、「都市型津波」によって大きな被害が発生したが、「都市型津波」の詳細なメカニズムは解明されていない。そのため、被害予測や対策の立案が困難である。 |
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アクションプラン | ・東日本大震災でこの街はどうなったのか、先輩が後輩にレクチャーする。現在、後輩をまち歩きガイドとしての育成すること、小中学生に防災教育を行うことを予定している。 ・都市型津波のメカニズムを知るための実験を行っている。今後、実験結果をもとに、既存のハザードマップを修正する。修正したハザードマップを市のホームページやSNSで情報発信したいと考えている。 |