参加高校

分科会テーマ1 グループB

日本(新潟県) 新潟県立燕中等教育学校

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発表要旨

タイトル 先人の知恵「大河津分水路」から水害対策を学ぶ
調査内容 調査理由 1 大河津分水路の調査(歴史や役割について)
日本は、海に囲まれた島国であるため、雨が多く、勾配の大きい流れの早い河川が多い。中でも、新潟県は、日本最長の信濃川が流れており、水害に悩まされてきた。下流域の洪水防止等のため、100年前に、地元燕市に大河津分水路が造られ、以降、洪水が減少し、農産業が安定し、日本一の米や果樹の生産地となった。この成功から、今後の災害防止及び産業振興のヒントを得るため、大河津分水路について調査する。

2 中高生の意識調査
将来の燕市を担う生徒が、災害についてどのような意識を持っているのか、実態を調査し、燕市の持続的発展のために何を学び、どう行動すべきか明らかにする。
調査方法 1 大河津分水路の調査(歴史や役割について)
    資料館を訪れ、資料を収集するとともに、学芸員等に聞き取り調査を実施する。


2 中高生の意識調査
    意識調査アンケートを作成し、オンライン配布し、回答を依頼する。
調査対象 1 大河津分水路の調査(歴史や役割について)
    信濃川大河津資料館及び学芸員(氏田 公基 氏)


2 中高生の意識調査
    燕市内のすべての中高生
調査結果 1 大河津分水路の調査(歴史や役割について)
・ 新潟の発展は、大河津分水路のおかげであることが確認できた。
・ 洪水による被害と、それがもたらす病気のどちらも恐ろしく、災害時には、被災者への避難所や食料等の確保や医療ケアに加えて、メンタルケアが必要であることがわかった。


2 中高生の意識調査
当校生徒への調査結果からは、多くの生徒が自分の地域のハザードマップを見たことがないことや、防災対策が不足していることがわかった。市内他校への調査は今後実施予定。
問題点 ○大河津分水路についての理解不足
○多くの生徒の防災に対する意識の低さ、それによる防災対策の不完全さ
アクションプラン ○大河津分水路等の新潟県の治水・利水工事についての調査・課題研究の実施。成果の発信。
○災害についての個々の意識を高めるハザードマップ付き、タウンマップ作成・毎年更新。全校生徒への配布。
○河川氾濫等を想定した、地域連携の合同避難訓練の実施に向けた、学校や生徒の役割のリストアップや物品の準備。
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